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ウォッチズ&ワンダーズ(旧 S.I.H.H.)が2022年にジュネーブでの開催

宮本 泰成

“The next Watches and Wonders Geneva will take place-

    in the halls of Palexpo from March 30 to April 5, 2022.”

 

 

ウォッチズ&ワンダーズ(旧 S.I.H.H.)が2022年にジュネーブでの開催を決めたようです。

公式サイトより

https://www.watchesandwonders.com/en/geneva

 

 

 

場所はジュネーブ・コアントラン空港のすぐ近くにあるお馴染みのPalexpo(パレクスポ)。前称SIHH時代から会場を変えることなく引き継がれています。主催者もFHHですので変わっておりません。別団体のMCHが行っていたバーゼルワールドがなき今、高級時計ジャンルの世界規模見本市は当面W&Wに集約される形になると思われます。

 

オンラインやリモート化がどんどん進む中で、そもそもの高級時計の魅力は何かと考えれば、やはり、

この自分の掌に完全に収まってしまう大きさの工業製品が数十万円〜うん百万円、もしくはそれ以上するのですから、当然のこと、単に動く、正確に動く、形が良い、だけでは成立しない世界です。必然的に非常に細かい部位にまで、ともすると機能上はまったく必要のない領域にまで丹精を込めて(と言うより意地で)、入念に手が加えられ美しく仕上がり、私たちを魅了します。

 

最終的に言えることは、時計を手に入れたとき、私たち時計ファンはこの上なく心が躍る。これは間違いないと思います。がしかし、それを画面の中の写真だけで判断したりスペックを比較するだけで是非を決めることはできません。高級時計の是非とは、実際に手で触れた時にどう感じたか? ワクワクしたか? ずっと使っていきたいと思えたか? というような自分の内側に向かう感覚的なものに数十万円〜うん百万円の価値を見出しているのではないでしょうか。工業製品といいましたが工芸品と言ったほうが正しいかもしれません。

 

当店がwebを駆使して運営することは今後もっと増えていきますしそれを否定しているのではありませんが、百パーセントにはなり得ない業界だと思っております。それでは楽しみが全く足りないです。高級時計には、直接触れて肌で感じ、深く理解して深く楽しめる世界でないと価値はないと思っております。だからこそ、現在のこのコロナ禍がとてももどかしく感じているのですが。

 

話はもどり、

ウォッチズ&ワンダーズ、2022年のジュネーブ開催。

コロナとそれに纏わる諸々の問題もおさまっているのなら、私はこのフィジカルな開催を歓迎したいです。

 

 

ジュネーブ・レマン湖。鉄道でチューリッヒから南下するとジュネーブ到着の少し前にこの風景に出くわします。チューリッヒ-ジュネーブ間は鉄道で3時間ほど。季節は冬。2016年の写真です。

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