皆様こんにちは
若くして夢を持ち、それに向かって活動を開始することは
全ての人とは言わずとも多くの人が経験しているのではないでしょうか。
でも望んだ道で成功できる人間は一握りというのも良く聞く話ではあります。
また目指して進んだ道とは違えど、大成功を収めた人物も存在します。
皆様ご存じ「時計界のピカソ」ジェラルド・ジェンタもその一人ですね。
1931年ジュネーブに生まれ、15歳でジュエラーを志し修行に励んでいましたが
1950年代初頭のスイスのジュエリー業界では宝飾の仕事を見つけることがなかなかできなかったそうです。
業界自体がまだまだ十分に発展していなかったようですね。
その後、絵を描くことに熱心だったジェンタ氏は23歳のころからジュエリーではなく
時計のデザインを手掛けるようになります。
そして数々の有名ブランドのデザインで関わるようになりました。
自身と同名の時計ブランドも立ち上げています。
IWCにおいては1976年発表された「インヂュニアSL」でデザインに携わっています。
インヂュニア・オートマティック IW323906 635,000円(税別)
インヂュニア・オートマティックは「インヂュニアSL」のデザインを受け継いでおり、
2011年に逝去したジェラルド・ジェンタ氏独特のフォルムの香りを存分に感じられるモデルです。
ベゼルの端からベルトに向かって切り込まれたケース形状、そのラインから鋭く中心に進んでいくリューズガード、
「インヂュニアSL」でベゼルを固定するために設けられたジェラルド・ジェンタ発案の5つの穴も継承しています。
この5つの穴と稲妻を模したマークはインヂュニアのトレードマークになっています。
生産終了というのは正直もったいないと感じてしまうほどのデザインの完成度。
時計の世界、数々の有名ブランド・モデルに足跡を残した巨匠の感性を感じていただければと思います。
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