こんにちは
今日はIWCの自社キャリバー89360について…
IWCの開発チームが丸4年の年月をかけて誕生した、まったく新しいクロノムーブメントがcal.89360です
あたらしいと言っても現行ダ・ヴィンチのデビューと同時に世に出てきたので、早4年目になりますが…
このクロノムーブは現在ダ・ヴィンチ、インヂュニア、アクアタイマー(アクアタイマーは金無垢モデルのみ)…
それと… 昨年の新作、ポルトギーゼ・ヨットクラブに搭載されています
機能的な特徴はクロノの“ キモ ” とも言うべき、ふたつの積算計(60分計と12時間計)を、文字盤12時側のインダイヤルにて、同軸2針で表示していることです
時計を見ることと、まったく同じような感覚で経過時間も読み取ることができるという、従来のクロノグラフには無かった方法をとり、視認性が格段に高くなりました
時計は使うモノ…、 クロノグラフは経過時間を計るモノ…
あくまでユーザーの “ 時計を使う ” をふつうに最優先した結果です すばらしいですね! こういう設計ってIWCらしいな~ と思います
このメカニズムをどう実現したのか、についても気になるところでしょうが、大事なのはこういう(ふつうに読み取りやすい)時計を作りたいと考える「IWCの時計に対するこだわり方」なんでしょうね
cal.89360の、その他の特徴は…
もともと巻き上げ効率が高いことで有名な、IWCのペラトン自動巻機構を更に進化させ、30%の効率アップを実現することで、パワーリザーブ68時間となったことや、作動中のクロノグラフの〔ストップ・リセット・リスタート〕という3行程をワンプッシュで可能にするフライバック機能を搭載するなど… どれをとってもIWCらしい、理にかなったすばらしいキャリバーなのです
そしてこのキャリバー89360なんですが、どうやら微妙な改良が加わったらしい…という情報をつかみました
気になったので、2010年版と最近届いた2011年版の「WORKING MANUAL FOR THE RETAIL TRADE (ディーラー向けのマニュアル本)」をそれぞれ調べてみることに!
2010年版にキャリバー89360と記載されてたナンバーが、2011年版では89361に変更になっておりました
確かに、変更が加わったようです…
う~ん、いつ間に… いったいどの部分だ!?
こんど、IWCに問い合わせてみます
気になる方はご来店のうえ、ミヤモトまで聞いてください!
※ 来たる9月17日(土)、18日(日)の2日間、当店の開催する「ベイシススピーシーズ・スタイル展」のイベントにIWC社より松原ひとみ氏を迎え、フリートーク会を開催いたします。 IWCの歴史や創業の地スイス・シャフハウゼンについて、または今回のブログ記事のような時計のメカニズムについてもお気軽にお話しできる2日間です! ぜひご参加ください。