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取締役 BLOG

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時計デザイナーのことば

宮本 泰成

とあるブランドの専属時計デザイナーの資料を読んでいる中で、

 

そのデザイナーが語った言葉で、気に留まったこんな文献がありました

 

 

 

 

 

“ 金属はその無機質な塊に磨きを施すことによって、命が吹き込まれると考えます。

 

神聖さすら感じる研磨作業は、現在でも熟練した職人の手による感覚が頼りなのです。

 

それは、成形金型から光沢感までも転写される、樹脂製の工業製品との大きな違いでもあります。

 

すなわち腕時計は造形のさらに先にある領域、生命感のようなものを見つめてデザインすることが必要となり、

 

磨きひとつで感性への訴えかけが、大きく異なってきます  ”

 

 

 

 

 

 

時計は工業製品と呼べる部分と、そうでない部分があります

 

人によっては伝統工芸品だと言うひと、

 

人によっては芸術だという人…

 

たしかに純粋に工業製品になってしまったら、

 

こんなに私たちの心を魅了しないでしょうね

 

 

 

 

 

 

ちなみにこの時計デザイナーは日本の方です

 

お名前を出しても良かったのですが、出さなかったのは、

 

単純に、当店の取扱いブランドではなかったからであって(笑)、

 

特にそれ以外の意味はありません

 

 

 

 

20140219DSC_0448-22.jpg

本文とこの時計は直接は関係ありません…. が、

 

 

 

 

 

20140219DSC_0451-22.jpg

上記で語っている研磨作業とは「ザラツ研磨」と呼ばれる研磨技術のことでして、

 

じつはこの写真のグランドセイコーも、

 

同じくザラツ研磨でケースを作ることで有名なブランドなのです

 

 

 

 

 

 

 

熟練の、限られた職人さんだけの手作業が介入しているワケですからね〜

 

やっぱり魂が宿っていますよね〜

 

 

 

 

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