コラムホイールという時計のムーブメント・パーツです。
クロノグラフ好きなら
これを見てすぐにわかる方もいらっしゃるかと思います。
クロノグラフのヲタクなら、
これを見てグラグラ来てしまう方もいるでしょう(まじめに)。
上でも触れたとおり、「コラムホイール」というのはクロノグラフの重要な部分に使うパーツです。
さらに説明すると、すべてのクロノグラフにこれが使われているワケではなく、
伝統的なクロノグラフの構造を持ったムーブメントにしか使われておらず値段も高価です。
逆に言うと、今はわざわざコラムホイールを使わなくても、
カム式と言われる、現代的かつ簡易的な方式のクロノグラフがあり、
これがなかなか良いのです。否定的な部分もほとんど見つかりません。
と言っておきながらもクロノグラフ好きが高じると
「やっぱコラムホイール式のクロノが欲しいよね~」という世界観になる方も多いですけどね。
ちなみに青色に彩られているのは、
「このクロノグラフがコラムホイール式だよ」
というのを象徴的に目立たせたい、というのがいちばんの理由なのでしょうが、
パーツを青色にさせる(青焼きと呼んでいる)のには、そのほか諸説があります。
今回ここではあえて触れませんが。
で、一般的には青焼きというのは、コラムホイールにするものではなくて、
ビスです。
ビスにすることが多いです。
こういうの見るだけでグラグラ来ちゃう人いるでしょう? まじめに 笑
コラムホイールにしろ、
青焼きにしろ、
コストを掛けてでも、わざわざ手間ひま掛けること…
機械式時計の世界では本当に必要なことですよね。
機械式時計の魅力とは、
そういった細かいことの積み重ねが、
どれだけ凝縮しているかによって
ずいぶんと行く末が変わってきてしまうものですよね。
う~ん、大事大事…
ちなみに今日の画像はすべてゼニスのものです。
コラムホイールの画像は、ゼニスのカタログのとあるページを撮影したもので、
青焼きビス画像はフェイスブックページより拝借しています。