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取締役 BLOG

IWC

最後のヴィンテージコレクション

宮本 泰成

私たちは、

 

店頭にある時計どれ一つ取っても、

 

お客さまの腕に旅立ってもらうのが一番うれしい。

 

これは間違いありません。

 

 

 

かといってお客さまにご購入いただいた際に、

 

別れ惜しい気持ちが無いかというと

 

これまたそんなことは無くて。

 

特に生産終了が決まっていて、

 

もう二度と入荷することが無いとわかっている時計はなおさらです。

 

 

 

 

 

 

 

 

幾度となくわたしのブログで取り上げてきた時計で、

 

しばらくずっと店頭にありました。

 

名残り惜しさもさることながら

 

この時計をずっと気にかけてくださっていて、

 

ずっとご自身のタイミングを図っていらっしゃった大事なお客さまに、

 

つい数日前にお決めいただきました。

 

それこそ私としては、これ以上に嬉しいことはありません。

 

 

 

20151028DSC_0187.JPG

 

 

 

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こんなに格好いい時計はなかなかありません。

 

それでもストイック過ぎるクラシックスタイルへのこだわりだったり、

 

クラシックウォッチにして46ミリという超大型だったり。

 

ある意味で、このモデルは万人受けはしない〝 むずかしい時計 ”でもありました。

 

 

 

 

 

 

機械式時計というのは本当に面白くて、

 

お客さまひとりひとりにとっての、それぞれの良い時計を

 

一般論で捉えることは絶対にできなくて、

 

人気モデルが素晴らしい時計であることは疑いの余地なしと思っている一方で、

 

とてつもなく素晴らしい時計が、

 

じつは意外と受けない…ということも割と多いことなんです。(←誤解を恐れず…)

 

 

 

 

このように一筋縄にいかない複雑な深みを持っていて、

 

わたしたち時計を扱うプロの立場からしても、

 

本当に時計は面白いなぁ、と思うところであったりするのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ともあれ…

 

安心しておつかいいただくために、

 

ご納品前の点検と調整をさせていただきたい旨をお伝えして、

 

一旦お預かりさせていただくことにいたしました。

 

 

 

 

 

本日IWCにお送りいたしました。

 

きっちりと調整をとり、

 

一ヶ月後、ご納品させていただくのを楽しみにしています。

 

Nさま、それまでしばらくお待ちくださいませ。。。

 

 

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