時代とともに変わりつつある変更点が
普遍的なモデルの「ナビタイマー」であっても、やはり微妙には、ある。
というお話しを前回のブログで書きました。
さて、昨年末に復刻を果した往年のモデル「オールドナビタイマー」が入荷しましたので、確認してみました。
オールドナビタイマー・ジャパンエディション
A132GJAKBA
72万円+税 (価格はカーフストラップとバックルはBDタイプ)
前回のブログで、16年前に購入した私物のオールドナビタイマーのベゼルについて、
「起伏の山部分の面積が多くて、谷の部分が少ない」と書いたのですが、
今回入荷した復刻版ジャパンエディションのオールドナビタイマーを確認すると
その細かいディテールまで踏まえた形で、再現されていました。
横からの画像ですと、もっとわかりやすいと思います。
山部分がひろく、削り出しで掘り込んでいる谷部分は半円状のクボミになっていますが
その「円」の径が小さい。
という説明の方がわかりやすいでしょうか。
斜め上から。
比較のためにナビタイマーワールドの画像も 。
くぼみの深さでは、こちらのほうがだいぶ深く、グリップの良さだけで言えば、こちらが上だと思うのですが、
皆さんは、見た目的には、どちらのほうがお好みですか?
こういった微妙なディテールの違いに、
意外と大きなニュアンスの違いが現れるものだと思います。
たとえば、「ムーブは当時と同じ7750を使い、ケース径も41.5mmで当時とまったく同じです。」といったところで、
必ずしも同じ「匂い」が再現されているわけではありません。
むしろ、スペックは多少違えど、大事なニュアンス部分をきっちり押さえた方が復刻としては正しいのだと思います。
今回のベゼルのチェックひとつでわかったこと。
色々ありますが、やっぱりブライトリング、ちゃんとやってますね。
ジャパンエディションとして、復刻してくれたオールドナビタイマーですが、
時計好きの日本人のことを、
ちゃんとわかっているんだと思います。