先週末に開催された「GS9 Club SALON 2016」。
大変ご好評で盛況だったようです。
わたしはその前日に行われた内覧会に行ってきましたのでブログで簡単にご紹介を。
グランドセイコーのマスターショップで購入された方のみが加入できるオーナーズクラブが「GS9 Club」。
(2015年3月2日以降に購入された方が対象)
このオーナーズクラブの活動の一環として行われているのがこのイベントです。
会場は昨年と変わらず虎ノ門ヒルズ。
エントランス
時計、特に高級時計に関しては、
完成品そのものを使って楽しむだけでなく
ブランドの歴史(時代背景とのかかわり等もあわせて)を知ることで
自分の時計に対する思い入れが深まったり、楽しみが深まったりするものなのだと思います。
作りにしても、本格的なメーカーであるほど、ポリシーからブレることなく代々継承していますし、
メカニズムや外装、文字盤など詳しく見れば、過去を大事にしていると感じられるものです。
そのようなことを実感できたり体験したりすることは時計の楽しみの一部分ではないでしょうか。
なかなか理解しがたいと言われる方もいるかもしれませんが、
時計の趣味が深まると、いずれ皆さんそうなる傾向にありますよね(笑)
というか、まさにそういった活動を時計専門店である私たちはやっていきたいと感じております。
簡単に言うと、このGS9 Club SALON 2016とは、
上記のような楽しみを体験できるイベントということになるのだと思います。
1969年の時計。左が諏訪のセイコー。ケースに銀パラジウム(通称:銀パラ)を使用して、この当時25万円! だったそうです。
右は第二精工舎のモデル。こちらも重要資料級の個体。どちらも精度の追求に特化しています。
やっぱりグランドセイコーは、当時からグイグイやってますね!
昔のグランドセイコーの企業広告ポスター。まったく古さを感じさせません。凄いですね。
これからもっともっとグランドセイコーのユーザーは増えることでしょう。
このイベントが、ユーザーさんにとっても、セイコーにとっても、
また、当店のような時計専門店にとっても、
つながりを感じながら、ともに楽しめるイベントに育っていけるといいですね。
ちなみに印象的だったのはメカニカルのコーナーで、
昨年はなかったグランドセイコーのテンプ組み立て体験のコーナーができたこと。
それも、若くてとても素敵な女性の技術者がこのコーナーを担当されていたことでした。
結局、そこかい! と言わずに…
ベイシススピーシーズでは、
過去にスプリングドライブの技術者イベントを開催したことはありましたが、
メカニカルはまだやっておりません。
いずれ、近いうちにやりたい旨をお話しさせてもらって帰ってまいりました。
時計ファンの皆さん、いずれまたお知らせできるかと思いますので、
気長に待ってもらえるとうれしいです。