ここ最近、私の「バンド交換作業ブログ」が何度かあったのですが、
お客さまより、
「結構、ああいう感じの好きです。楽しみにしてますよ…」
なんて嬉しい声をいただいておりまして大変ありがとうございます。
本日は、バンド交換ではなくブレス調整ですが。。。
お客さまに購入いただいた直後です。今からブラス調整に入ります。の図
まずこのようにして、センターを確認します。
なかなか年季の入った工具ですよね。愛着が沸いてます。
本日のグランドセイコー(クオーツモデル)は、こちらの5番のドライバーを使用しました。
ちなみに、既成のドライバーはサイズ展開もたくさん用意されていますが、
私たちは、結局のところ、最終的にちょうど良い、「幅」、「厚み」、それと「深み」などを
自作で削りながら、使い易いように作り込んでいます。
これは、専門店というレベルの店であれば、ある程度普通にやっていることではありますが。。。
3駒+半駒(3.5駒)抜き、完了です。今回使った工具一式はこちら。
お客様に試していただいたところ、もう少しフィットさせたい様子でしたので、
最終的には、もう半駒抜いて、トータル4駒分を抜かせていただきました。
必ずしもぴったりである必要はありませんが、なるべくセンターになるように抜いていきます。
ただ、あえてズラして自分の好みを見つけていく方もいますので、ご希望の方はおっしゃってください。
もちろん、購入時のこのタイミングだけの話ではありません。
普段、使用していて気になる方がいらっしゃいましたら、いつでも申し付けください。
もちろんご購入のお品であれば、何度でも無料です。
ちなみに当店は、ビスロック剤はロックタイトの222番を使っています。
じゃぶじゃぶ使うものではなく、ほんの、
本当にほんの少しずつ使うので、なかなか減らないのです。
ですので、必然的に、容器の見た目も年季が入ってきます (笑)
さて、皆さま、過去にご購入いただいたお時計で
ブレスレットを再調整したいな~と思っている方はいらっしゃいませんか?
最適な状態で使ってこそ、
時計は楽しいものになります。
いつでもお気軽に、ご相談くださいね。