毎年開催するグランドセイコー主催のイベント「GS9 club SALON 2017」に行ってきました。
場所は東京都 港区 虎ノ門。
過去のGS(アンティークの展示などもあり)も一部織り交え、
歴史や偉業も踏まえたうえで現代のGSの素晴らしさを体感できるようになっており、
たっぷりとその世界観を楽しめるイベント。
ちなみに私は初めて行われた第一回目の開催から欠かさず毎年参加していますが
今年は昨年よりもさらにバージョンアップしていように感じました。
(参加したのは開催日前日に行われた内覧会ですが…)
※
GS9 club SALONはグランドセイコーをマスターショップで購入した方だけが入会できる
「GS9 club」へ登録していただくと参加できるイベントです。
この日は内覧会ですので、当日は皆さんもっとカジュアルなご支度での参加だったと思われます。
以前、当店のイベントでも実演をお願いしたことのある深井さんがスプリングドライブの解説をされていました。
深井さんは、時計技能技術全国大会の初代チャンピオンというすごい肩書きをお持ちの方でいらっしゃいます。
時計作りの全工程からすれば、ほんの一片ではありますが、
様々な体験を技術者の手ほどきを受けながら体験できます。
今年、個人的に興味深かったのは、通称、ザラツ研磨とよばれるケース研磨の機械と…
それと一緒に使う相当に年季の入ったアタッチメント。
本機と繋がったレールに固定して、研磨面への接触を三次元の角度でセッティングできる治具。
説明を受けて詳しい使い方への理解が深まると、
ザラツ研磨がグランドセイコーのケース作りに必要不可欠であることが良くわかります。
少し話が逸れますが、
昨年は、この会場で私が興味をもった「テンプの組み立て体験コーナー」を
のちに当店の顧客様に向けて長野で開催した経緯があったのですが、
今年はこのザラツ研磨コーナーがとても面白かったです。
対応してくださった技術者の方も親身な方でしたし、
いつかベイシススピーシーズにお越しいただきたいな、と強く思い長野に帰ってきました。
ブログでご紹介したのは一部ですので、実際に会場に行けば、また違う楽しみ方もできるイベントとなっております。
キッズコーナーもありますので、ご家族での参加ももちろん可能です。