皆さん、こんばんは。
今日はゼニスと、ひとりのパイロットとの関係についてちょっと調べてみました。
時をさかのぼる事、約110年前。
1903年アメリカでライト兄弟が人類初飛行を成功させましたが、その6年後…
1909年 フランスにてルイ・ブレリオがドーバー海峡横断に成功。
距離40km所要時間は36分55秒。そのとき腕に捲かれていたのがゼニスのパイロットウォッチでした。
不思議と100年以上前の時計なのに古臭さは、あまり感じないのは私だけでしょか。
ルイブレリオさんには「破損王」というあだ名がありました。
パイロットに破損王とは、なんとも危険な匂いがぷんぷんしますが、
同時にあきらめないチャレンジスピリットも感じますね
このゼニスの時計は、きっとブレリオさんの度重なる失敗を支えてきたのではないか?
と思わせるほど使い込まれた風合い… 格好いいですね~。
そして今年のバーゼルワールド2013にて、ゼニスは新しくパイロットウォッチを発表してます。
1930~1940のパイロットウォッチ「タイプ20」というモデルがルーツとなっている新作ですが
文字盤のデザインなどブレリオさんのモデルとも共通点があるように感じます。
歴史あるブランドの時計に、どことなく懐かしさを感じるのは、受け継がれてきたものが確実にあるからなんでしょうね。
夜光針と見やすいアラビア数字は、当時からさほど変わりません。
耐久性や機密性は改良され続け飛躍的にアップされ、搭載されているムーブメントは
長い自社一貫体制で作り続けた歴史から絶大な信用を得てます。
今年のバーゼルワールドではデザインやサイズ感、原点を見つめ直したブランドが多かったんじゃないかと思います。
歴史あるブランドは懐が深く、魅力的です。
丁寧に魅力をお伝えしています。