calendar clock down facebook facebook2 mail map-maker next phone pinterest prev search twitter up instagram

STAFF BLOG

GRAND SEIKO

「ご当地」は限定? (前編)

花見 心平

みなさんご機嫌いかがですか?

 

いわゆる「ご当地モノ 」 ってありますよね。 色々な商品で登場してくるアレです

 

旅行先で、おみやげを買うときに

 

普通の品物よりも「地方限定 」 と書かれたほうを選んでしまう経験を

 

多くの方が持っているのではないでしょうか (笑)

 

 

 

ご当地の最大のよさは、名物 ・ 名所の要素を取り入れることで

 

その商品に日常では来られない「場所 」 のアドバンテージを持たせること

 

つまりは「ここでしか買えません 」 という限定的な環境をつくることです

 

非常にうまいアイデアですよね~

 

実際、そうとわかっていてもやはり「ご当地モノ 」 に手が伸びてしまう

 

しかも、持ち帰って披露すると、相応にウケてもらえる (笑)

 

悪い気はしないですよ、その商品にも、その場所にも、

 

なんだったら 「普通のより、こっち買いな!」  とすすめてくれた店員さんの

 

顔が思い浮かんできて感謝してしまうことも。いやいや、うまいアイデアです!

 

 

 

 さて、スイスブランドが群雄割拠する当店の取り扱いブランドにおいて

 

ひときわ異彩を放っているブランドがあります

 

 20131016 GS01 RIMG4939.jpg

 

そうです。完全メイドインジャパン、グランドセイコーです

 

 このブランド、実はムーブメントの種類によるのですが

 (クォーツ ・ スプリングドライブのモデル)

 

長野県で製造されているのをご存知でしょうか? 

 

その厳格な製造現場 (セイコーエプソン塩尻事業所)に以前おじゃまして

 

世界に誇る職人さんたちの作業を見学したこともあります

(そのときのレポートはこちらよりどうぞ)

 

 

 

 

今回は機械式時計の心臓部にあたる「テンプ 」 をご紹介することにします

 

時計本体ではなく、あえて構成するパーツを紹介するのは

 

このブランドが、技術で品質保証しているという好例だからです

 

20131016 GS02 RIMG4933.jpg

 

これが、グランドセイコーのメカニカルモデルに搭載されている

 

心臓部「テンプ 」 です。 大きさは、約 1 cm ほどです

 

「テンワ 」 というゴールドのリングの中に、細い針金のようなものが渦巻状に巻かれています

 

この針金のようなものを「ヒゲゼンマイ 」 といいます

 

「ヒゲ 」 とネーミングに入っていますが、実際の太さも、髪の毛ほどの極細のパーツです

 

本当の素材は、針金ではなく、スプロンという特殊な素材でできていて

 

渦巻きの間隔がつねに均等になるように巻かれています

 

 

 

さて、この「ヒゲゼンマイ 」

 

心臓部と書きましたが、正確な時間をつくるのに大きな役目を持っています

 

正確な時間 = 「正確な1秒 」 をつくるということなのですが

 

その「1秒 」 をつくるためには、メトロノームのような往復運動による

 

「正確なリズム 」 が必要になります

 

機械式時計は、ゴールドのリング「テンワ 」 を左右に振って往復させ

 

その振動の数で「正確な1秒 」 を測定します

 

「テンワ 」 を左右に振るために、接続された「ヒゲゼンマイ 」 はバネのように伸縮をします

 

 心臓のドクンドクンという鼓動に当たるのが、この伸縮の動きと言ってよいでしょう

 

 

 

グランドセイコーの機械式時計は、この「テンプ 」 の品質が世界トップクラスです

 

強靭で、正確な心臓だからこそ

 

国土に根付いた、歴史あるスイスウォッチの中でも

 

ジャパンブランドが刻む時計の正確さが賞賛されているのです

 

 

 

そのすごさの秘密とは……

 

グランドセイコーならではの「ご当地のメリット 」 とは……

 

後編を乞うご期待! ( 後編はこちらよりどうぞ )

 

 

 

 

Monthly Archive

MENU

SEARCH