みなさんこんばんは。
今回は時計のカレンダー機能のお話をさせていただきたいと思います。
先月の「11月 」 は最終日が「30日 」 でした。
12月1日のこと、
私(ケミ)がローテーションで使っている
インヂュニア・オートマティック をふと見てみると、
デイトにご注目ください。
現実には存在しない「11月31日 」 が表示されています。
一日遅れていますね。ハハハッ。。。(汗)
みなさんも同じ経験をされたことがあるんじゃないでしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、
一般的な(自動で修正する機能を持たない)時計のカレンダーは、
毎月「31日 」までを表示します。
だから30日で終わる月は、
自動では翌月の「1日 」 に切り替わりません。
そのためセルフアジャスト(手動で早送り操作)が必要になります。
私は時計をいじることが好きなので手間を感じませんが、
そういう問題じゃありませんよね(汗)
日にちが一日ずれていると、
ビジネスやその他のシーンで支障が出てくることが予想されます。
これは気をつけないといけませんよね。
ところが、このカレンダー機構には、例外があります。
「アニュアルカレンダー 」 と「パーペチュアルカレンダー 」 が代表的な例です。
ポルトギーゼ・ アニュアル・カレンダー IW503504
¥3,665,000+税
アニュアルは「年次 」 ・ 「年1回 」・ 「毎年 」 の意味ですので、
「年1回のみの調整でよい 」 カレンダー機構を「アニュアルカレンダー 」 と呼んでいます。
うるう年の2月29日のみ判別しないだけで、
「28日 」 ・ 「30日 」 ・ 「31日 」は自動で切り替わります。
当然のことですが、機械式時計です。
コンピューターは一切使用していません!
たくさんの歯車やバネを駆使して初めて実現している機能です。
こういうところに人間の叡智を感じてしまうんですよね~。
ポルトギーゼ・ パーペチュアル・カレンダー IW503404
¥4,490,000+税
パーペチュアルは「永久 」 ・ 「永続する 」・ 「絶え間ない 」 の意味ですので、
通称「永久カレンダー 」 と呼ばれ、一切の調整を必要としないカレンダー機構を
「パーペチュアルカレンダー 」 と呼んでいます。
上の「アニュアルカレンダー 」 では調整が必要だったうるう年までアジャストフリーです。
ちなみにこのモデルは「センチュリースライド 」 と呼ばれるパーツが付属され、
それを使うと2499年12月31日まで正確に作動します。
とても一人の人間の一生じゃ使い切れませんね(汗)
複雑系の時計をどうとらえるかは、自由です。
各ブランドからさまざまな種類の複雑機構を持った時計がリリースされ、
一面には技術力を表すバロメーター的なものとされている面もあったりしますが、
使って感動するのはオーナー様の特権です♪
その中でも「パーぺチュアルカレンダー 」 はライフスタイルに寄り添った
身近な複雑時計だと思います。
月の初めに、
「31日 」 になったままの時計で冷汗をかいたことのある方なら、
この機構が開発された気持ちもわかるはず!?
計画的な社会人を目指すなら、
一年の計は「複雑カレンダーにあり 」 かもしれません(笑)