皆さんこんにちは。
本日は時計に使われる素材で一番多いステンレススティールについて
ご説明をさせていただきます。
ステンレススティール=「錆びない鉄」が直訳になりますが
厳密には錆びにくいです。主成分は鉄でそこにクロムと言う素材を
加えた合金がステンレス(さびない)スティール(鋼)になりまして
さびにくい鋼という事になります。
そうして生まれたステンレスには品質ランクがございます。
SUS304:おもにキッチンなどのシンクに使われる一般的なステンレス。
その304にモリブデンと呼ばれる素材を加えたものがSUS316で医療用の
メスなどに使われるステンレスになります。
さらにその316から炭素の含有量を減らしたのがSUS316Lとなり
高級機械式時計に多く使われる素材になります316LのL=Low carbon
C含有量低め調整になります。
説明の長いブログですが若干、説明を省いてもいます(汗)
しかしようやく辿り着きました!
今回ご紹介する時計!
ボールウォッチ|新作オハイオ NM9126C-S14J-SL ¥170,000+税
100M防水 耐磁80,000A/m(ミューメタルインナーケース装備)
こちらでございます!新しく生まれ変わったボールウォッチのニューオハイオ
コスパ抜群スペックの素晴らしい実用時計でございます。
そしてやっとこのブログでのタイトル「904Lステンレススティール」!
裏蓋にステンレス品番まで刻印されちゃってます!
316Lの上をいく904Lはクロムの含有量が316Lは18%に対して21%ございます。
304だと13%ぐらいです。結果として金属アレルギー、強度に優れ、腐食に強いステンレス。
さらに904Lは316Lにはない銅を添加しており、二相ステンレス鋼と呼ばれ耐蝕性にも
優れているオーステナイト系ステンレスと硬度に優れるフェライト系ステンレスの特徴を
併せ持つ材質(ボールウォッチニュースから抜粋)
904Lは高硬度なことから成形加工に特殊な技術が必要で、どのメーカーでも扱えると言う
わけではないのです。今後どこまで広がっていくか楽しみではありますが加工と言う点で
時計を見ても鍛造か切削かでも違いは出てまいります。
どのステンレスでどう加工するかによって品質が決まってくるわけです。
この度の、ボールウォッチの新素材で時計を選ぶときの基準や選択肢に
なることは… ほぼないと思います!が、影ながら品質向上を進める
ボールウォッチの企業努力は時計を長く楽しめる結果につながっていますね。
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