北陸新幹線『長野駅』下車、徒歩1分。
当店は、セイコーウオッチ株式会社の認可のもと、3月16日にグランドセイコーサロンとしてリニューアルオープンいたしました。
グランドセイコーサロンは長野、新潟、群馬、山梨、埼玉、石川県で初にして唯一とあって、この1ヶ月間、本当にたくさんの方にお出掛けいただきました。
専門店としてのグランドセイコー サロンは非常に少なく
全国で10数店舗のみとなります。
本日ブログでご紹介するモデルもサロン以上のショップでしか手に入らない店舗限定モデルになります。
それだけにブランドとしても力を注ぎ、特別に考えているモデルと言えるでしょう。
そのモデルとは、
グランドセイコーが今年4月、スイス「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ」で発表したばかりの新作。
発表と同時に業界でも話題騒然となったことが記憶に新しい手巻きの白樺『SLGW003』 です。
さて、このモデルをひと言で表せばドレスォッチ。
しかし単にそれだけでなく、
国産最高峰であるグランドセイコーの
集大成とも言える、随所に魅力が詰まった一本なのです。
Evolution 9 Collection 手巻メカニカルハイビート 80 Hours SLGW003 ¥1,452,000(税込)
2024年8月9日(金)発売予定
現行のSLGH005が3年前にデビューした時と同等かそれ以上に注目を集めているモデル。品薄状態も推測されますが
当店では発売日8月9日に複数本の入荷が決まりました。
※現在こちらSLGW003の発売前 受注も賜っております。
事前のご成約があればそちらを優先し押さえさせていただきますのでご了承ください。
また、
詳しくは店舗スタッフまでお聞きいただきたいのですが、
グランドセイコーサロンでご購入の時計には特別なサービス付与があるのも見逃せません。
グランドセイコーは、長野、新潟、群馬、山梨、埼玉、石川県で唯一のグランドセイコーサロンである当店ベイシススピーシーズにてお求めください。アフターメンテナンスも正規販売店としてしっかり対応いたします。
【SLGW003の全貌】
さあ、それではなぜ注目を集めるのか、SLGW003の全貌を明らかにしてまいります。
写真は2024年4月ウォッチズ&ワンダーズ会場 グランドセイコーブースにて撮影
業界的な注目は新開発の手巻ムーブメント「キャリバー9SA4」の搭載が中心となっています。
しかし、入荷を楽しみにしている私をはじめ
ひとりのユーザー目線からすると魅力はそれだけでは語りつくせません。
やはり見た目の格好よさ! その中身ではないでしょうか。
まずはダイヤル(文字盤)。
既存の白樺モデルSLGH005の文字盤は縦に彫りが入った模様で、
深いエッジが効き、群生する力強い「白樺の林」をイメージして作られました。
これに対して、
今作のSLGW003は一本の白樺の樹皮を模様として表現されたデザイン。
ですので横模様となるわけです。
横模様の白樺、縦模様の白樺、どちらのモデルを選ぶかは苦渋の選択。
楽し甲乙つけがたい、楽しくも悩みの種ですね。
しかしどことなく落ち着きや安心感を与える横模様が選ばれたのは、
このモデルがドレスウォッチということを見据えての採用だったと考えて間違いないでしょう。
個人的にはドレスウォッチにベストマッチする白樺こそ
横模様だと実感しています。
新しい白樺ダイヤルの盤面上を、色鮮やかなブルースチールの秒針が
手巻きを動力源として刻みます。
しかもハイビートならではの非常に細かく刻む針
時計が止まっている所からの秒針の動き出しは、
自分の手で巻く作業のみが原動力となる。
時計好きにとって、実にたまらない瞬間です。
さて、時計本体となるケース素材も、
このモデルを格好良くさせていることに
大きく関連していると思います。
繰り返し言いますが、このモデルはドレスウォッチだからこそ
38,6㎜という小ぶりのケースサイズになった。しかも、
1mm以下まで刻んだサイズ設定には、ただならぬこだわりを感じます。
38,6㎜というサイズを大きいと感じる人は居ないでしょう。
だからと言って、「とても小さいね」と言う人も居ない。
そういうサイズ感です。
わざと極端な小ささを狙うような奇抜さはない。
気を衒うことも皆無。
現代ドレスウォッチの正解がここに有る。
本当に素晴らしいですね。
そして素材。
独自開発された新素材「ブリリアント ハードチタン」が採用。
ケースデザインも全体を細いシルエットでドレッシーに見直されました。
このあたりのエボ9デザインが見直された感じが画像では伝わりづらく
実機を早く確認したいところ(汗)
ただ横シルエットの画像は間違いない薄さを感じ、シャープな格好良さが
伝わってきますね。薄さは9.4㎜でスクリューバックではなく4本ビスの固定裏蓋
当然、シースルーです。必然的に日常生活防水です。
日常生活防水に不安を感じる方もいるかと思いますが、そこにドレスウォッチだから
と言ってしまえはそれまで。そこはグランドセイコーだからと言ってしまうと
私は安心感を感じますね(もしくは国産のモノ作りですからとか)。
新素材のブリリアントハードチタンを採用していることも安心感につながっています。
通常ステンレスの2倍の硬さがあり傷が付きづらい。かつ軽くて実用的。
フォーマルな装いではまったく邪魔にならず、むしろ男を格上げしてくれるはずです。
驚くべきは、見た目の色合いからはまったくチタンだと感じないところ。
要するに白くて輝きが美しいのです。だからドレスウォッチとして高次元で
成立してしまっていることに驚異と感動がございます。
新素材と新デザインを纏った新生白樺ドレスウォッチ♪
さて業界的にも注目の新キャリバーへ。
(写真は2024年4月9日ウォッチズ&ワンダーズ会場 グランドセイコーブースにて撮影)
すでに活躍しているキャリバー9SA5をベースに開発されたことは言うまでもなくです。
新キャリバー9SA4はセイコーにとって50年ぶりにの
ハイビート手巻きムーブメントとして誕生いたしました!
目的はドレスウォッチにふさわしいムーブメントとして誕生です。
全てのデザイン文法が見直されたエボリューション9コレクションに
SLGW003が追加されるわけですが、このシリーズに共通した設定に
「重心」がございます。
時計の重心を低く設計して快適な着け心地に仕上げるという事です。
重心が低くない時計は、頭でっかちな状態で手首上で不安定になります。
重量配分を可能な限り低く設計することで、手首にピタッとフィットするわけです。
この重心の低さがエボリューション9コレクション全てのモデルに共通した
格好いいデザインにもつながってくるわけですが今作のSLGW 003はその中でも
重心が低くて、もっとも着け心地が良いモデルになります。
その説明は簡単なことで、自動巻きローターが無く薄いということ。
デイト機能もなく1枚分薄く作れたこと。
以上が理由でもっとも重心が低いエボ9コレクションになります。
ただこれだけではありません!
当然80時間リザーブも驚異的なスペックになりますが
下記のデータ画像をご覧ください。
80時間のリザーブ表示は左上にあり、明確でございます。
12時位置にテンプを配置していることも格好いいですが
特殊な形状が安定したハイビートの反復運動にも大きく貢献しています。
面白いのは、およそ6時位置付近に見える『こはぜ』と『こはぜばね』の形状を
新たらしく設計をし直し、巻き心地、巻き応えにもこだわり、
巻き上げに酔いしれる感触を実現したことです。
ちなみに「こはぜ」の形状が野鳥(セキレイ)をイメージしているのですが
どの部分か画像からわかりますか?
気が付くとちょっとかわいいデザインになっております。
体感できる入荷までは、約4カ月でございます。
いち時計ファンとして楽しみでございます。
ドレスウォッチと聞くと堅苦しさを感じる方もいらっしゃいますが
どのジャンルの時計を、どう使う楽しむは手にした方の自由です。
私はスーツスタイルで仕事なので、仕事で使いやすいと思われますが
仕事はスポーツウォッチでドレスウォッチはプライベートで楽しみたいと
思うことが多いです。
新作SLGW003は大人が集う場所、場面には最高なうってつけの1本です。
ストラップ(ベルト)についても少しご説明します。
ストラップは標準初期設定は黒(クロコダイル)
SLGW003には多彩な純正ストラップが特別に用意されています。
・こげ茶
・紺
・舛花色(グレーっぽい)
・柳茶(オリーブ)
・煉瓦色(オレンジ)
・絹鼠色(薄い紫)
黒は絶対的ですが個人的に、紺、柳茶(オリーブ)、煉瓦色(オレンジ)
この3本の色も最初から持ち合わせていたら楽しいんじゃないかなと思います。
このモデルをフォーマル以外にも合わせて、楽しむ着けこなしが
上級… テクニックになり、使い込む楽しさになってきますね。
今回のブログはベイシススピーシーズの私「クリキ」が綴らせていただきました。
グランドセイコーの新作モデルに関しまして、お気軽にお問い合わせくださいませ。
お電話も大歓迎でございます。
TEL:026-228-6161
SLGW003は、グランドセイコーサロンおよびブティックでの販売専用モデルになります