THE STORY： ダ･ヴィンチ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ

直径44mm、厚さ17mmのケースには18Kレッドゴールドが採用されており、堂々とした風格を感じさせます。元来は四番車があった「6時」位置にトゥールビヨンのケージを配置しました。クロノグラフの表示は従来通り「12時」位置です。文字盤の左手で上下を結ぶように緩やかな弧を描くレトログラード式日付表示では、月末の31日が過ぎると針が自動的に「1」に戻ります。IWC自社製キャリバー89900では、トゥールビヨンを停止させることにより、正確な時刻合わせが可能になりました。シリコン製のアンクルとガンギ車にはダイヤモンドのコーティングが施され、表面硬度と滑り性が大幅に向上しました。これが摩擦を減少させ、摩耗を抑えます。摩擦の減少は動力の節約にもなり、トゥールビヨンの搭載によって消費エネルギーが増加したにもかかわらず、68時間のパワーリザーブ（完全に巻き上げられた場合）を維持することに成功しています。3気圧防水でサファイアガラスのシースルー裏蓋を備え、新しいキャリバー89900の複雑なデザインをご覧いただけるようになっています。